
Live Home 3dの画面の配置と用語について説明しています。どこに何がありどんな名前なのか知ることができます。また、簡単にどんな機能なのか説明しています。後半では高さ関係の用語を図解しています。
1.画面の配置
Live Home の画面でどこに何がありどんな基本的な機能があるのか大まかに説明します。できるだけ用語はLive Home 3dのプログラムやホームページ上に記載されているものに合わせていますが一部わからないものについては独自で決めているものもあります。
①表示モード
表示モードには2Ⅾ平面図、2D立面図、分割モード(2Ⅾ平面図と3Ⅾビュー、2Ⅾ立面図と3Ⅾビューを分割して表示)、3Ⅾビューがあります。アイコンをクリックすると編集エリアの表示が切り替わります。
2Ⅾ平面図は見取り図のように上から見た図で水平方向の位置関係が解ります。2D立面図は壁を横から見た図で窓の位置関係や水平方向の寸法や高さが解ります。3Ⅾビューは立体感のある図でウォークコントロールを使って三次元の仮想空間を移動することができます。
②ツールバー
ツールバーのツール類は表示モードに応じて表示されるツールが換わります。表示モードを2Ⅾ平面図にすると部屋ツールで部屋を描くことができます。

③ライブラリ
タブをクリックして、オブジェクトライブラリ・マテリアルライブラリ・プロジェクトツリーに切り替えることができます。
オブジェクトライブラリは家具や窓などのプリセットの多くのオブジェクトが表示され、ドラッグ&ペーストして編集エリアに配置することができます。つかんで放り込むようなイメージです。
マテリアルライブラリはマテリアルを選びオブジェクトにマテリアルを貼り付けることができます。
プロジェクトツリーはオブジェクトを可視にしたり不可視にしたりでき、また、編集できないようロックすることができます。
④インスペクタ
インスペクタはオブジェクトの寸法や高さなどを数値入力してオブジェクトの大きさを変更することができます。また、光のプロパティを選択すると時刻や方位などを編集することができます。
2.高さ関係の用語の説明
接地階は建物に一つなので「エレベーション」と「基礎」は建物に一つです。Live Home 3d では各階ごとに「スラブの厚さ」と「階高」は異なる数値入力は可能です。耐震性を考慮して、現実の建物ではロビーの有る1階は高くしてもそれより上の階は同じ高さにします。
①エレベーション
エレベーションは高さを意味しますが、建物のプロパティで入力できるエレベーションは敷地面から地上階床面の高さです。
建物のプロパティのエレベーションの外に各階の床面からの高さのエレベーションがあります。オブジェクトごとに定めることができ、オブジェクトのプロパティ内で入力できます。例としては床面から窓の下端の高さを決めることができます。オブジェクトを選択するとインスペクタが自動的にオブジェクトのプロパティに切り替わります。
②基礎
基礎は基礎下端から地上階床面の高さです。平らな地形では初期値でよいのですが、地形に高低差がある場合は、基礎の長さを十分に長くしないと空中に浮いてしまう部分ができます。基礎をそのままにして①のエレベーションを高くすると建物が空中に浮いてしまいます。敷地に建物をめり込ますには基礎の数値を増やさなければなりません。

③スラブの厚さ
一般的にはスラブというとコンクリートの床版を意味しますが、Live Home 3dでのスラブの厚さはその階の天井面から上の階の床面までの高さになります。
④階高
Live Home 3d での階高は建築用語では天井高が相当します。その階の床面から天井面までの高さです。
おわりに
Live Home 3dを使う上で頻繁に使う用語を解説しました。日本で使われている建築用語と違います。階高は下階の床面からその階の床面との高さですが、Live Home 3dではその階の床面から天井面までの高さを言います。違いに注意しましょう。