
色相 彩度 明度
PhotoshopやIllustratorを使っていると色相、彩度という言葉が操作するときに現れます。また、解説書を読むと色相、彩度と明度は頻繁に出てきます。ここでは色に関係する言葉を解説します。色相は青や赤などの色で、彩度は鮮やかさを数値化したもの、明度は特定の色の明るさの数値です。色を表すのに彩度が高いとか明度が低いという表現が良く使われます。
表色系
表色系はピンクだとか薄い黄色などの特定の色を3や4の要素で表す表現方法です。マンセル表色系は色相、彩度及び明度の三つの要素で色を表現します。特定の色と表色系上の表記とが一対一で対応します。RGBも一つの表色系で赤、緑、青という三つの数字で特定の色を表すことができます。また、印刷で使われるCMYKも表色系の一つです。表色系が異なれば、表現の方法は違います。
無彩色
彩度は数字が大きいほど鮮やかさが強くなります。鮮やかさを数値化したものです。無彩色は彩度をゼロです。白から黒とその中間の灰色が無彩色です。
無彩色はRGBだと(123,123,123)のようにすべての数字が同じ色です。白は(255,255,255)で黒は(0,0,0)になります。白から黒までのグレーの階調をグレースケールと呼びます。 無彩色以外の色は有彩色と呼びます。

色相
色相は青、緑、赤などの色です。緑と赤を混ぜると、黄色やオレンジ色となります。混ぜる割合で無数の中間色があります。環状で一周すると元の位置に戻るので色相環と呼ばれます。

彩度
彩度は鮮やかさを数値化したものです。 彩度が高いと鮮やかな色になり、彩度が低いと灰色に近いにぶい色になります。 マンセル表色系では青よりも赤は鮮やかなので彩度を表す数字は大きくなり、色相によって彩度の上限は異なります。 彩度ゼロの色は無彩色と呼びます。

明度
明度は特定の色の明るさを表す数値です。数字が大きいと明るい色を示し、小さいと暗い色を示します。「明度が高い」とは明るい色を意味し、「明度が低い」とは暗い色を意味します。
